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生成AIに頼んでも、答えが一般的すぎたり、欲しい文章と違ったりする。そんなときは、目的・条件・完成形の3つを伝えるところから見直してみてください。
この記事では、指示の組み立て方と、回答がずれたときの修正例を紹介します。難しい専門用語を覚える前に、ふだん使う依頼文を1つ改善してみましょう。
最初に伝えるのは「何に使う答えか」
「分かりやすく説明して」だけでは、読む人や用途をAIが補って回答します。「初めて使う人向けの案内」「自分が選ぶための比較」「打ち合わせで配る要点」では、必要な内容も長さも違います。
例えば「防災について教えて」なら、話題の範囲が広くなります。「自宅の食品備蓄を見直すために、今ある食品を確認する順番を知りたい」と伝えると、求める作業が明確になります。
目的・条件・完成形で指示を組み立てる
| 項目 | 伝える内容 | 例 |
|---|---|---|
| 目的 | 何のために、誰が使うか | 初めて参加する人への持ち物案内 |
| 条件 | 必須の情報、避けたい表現、前提 | 添付のメモだけを使う。日時を追加しない |
| 完成形 | 長さ、形式、必要な項目 | 見出しと3つの箇条書き。全体で200字程度 |
条件は必要なものから3〜5個に絞ります。「詳しく」「短く」「全部説明して」を同時に入れると、どれを優先すべきかが曖昧になります。優先順位も一緒に伝えましょう。
書き換え例:曖昧な依頼を具体的にする
以下は、使い方を説明するための架空のメモと指示文です。
最初の依頼
イベントの案内文をいい感じに書いて。
書き換えた依頼
地域の読書会に初めて参加する人へ、持ち物を伝える案内文を作ってください。
使ってよい情報:
・持ち物は好きな本1冊と筆記用具
・本を紹介する時間は1人3分程度
・聞くだけの参加も可能条件:
・日時と会場は書かない
・参加費など、メモにない情報は追加しない
・親しみのある丁寧な文章にする完成形:短い導入文と、3つの箇条書き。全体で200字程度。
ここでは、情報の範囲と文章の形を指定しています。「いい感じ」のような好みに関わる言葉は、読む相手と具体的な表現に置き換えると伝えやすくなります。
欲しい回答にならないときの直し方
| 困ったこと | 追加する指示の例 |
|---|---|
| 一般論ばかり | この条件の人が今日できることを、3つ挙げてください |
| 文章が長い | 結論を最初に1文で書き、その理由を2つだけ残してください |
| 内容が難しい | 専門用語には、その直後に一文の説明を付けてください |
| 比較の条件が違う | 両方とも費用・使える時間・必要な準備の3項目で比較してください |
| 事実が付け足される | 渡した資料にない情報は追加せず、足りない項目を最後に列挙してください |
| 文体だけ直したい | 数字と固有名詞はそのままに、敬語だけを自然にしてください |
全部を書き直させる前に、直したい部分を指定します。「2段落目だけ短くする」のように範囲を絞ると、残したい説明まで変わるのを防ぎやすくなります。
作業が大きいときは、途中で確認する
長い資料や記事を一度に完成させたいときも、最初に構成を確認すると手戻りを減らせます。
- 材料を整理:渡した情報を、確定していることと確認が必要なことに分ける
- 構成を確認:見出しと各見出しに入れる内容を出してもらう
- 本文を作る:確認した構成に沿って作成する
- 仕上げる:事実、長さ、言葉遣いを順番に確認する
Anthropicの公式ヘルプでも、依頼を明確にし、背景を伝え、複雑な作業を分け、回答に追加の指示を与える方法が案内されています。参考:Claude ヘルプセンター
コピーして使える指示文
次の条件で手伝ってください。
目的:[何のために使うか]
読む人:[知識や困っていること]
使う情報:[メモや公開資料]
必ず入れること:[必要な項目]
避けたいこと:[追加してほしくない情報や表現]
完成形:[文章・表・箇条書き、長さの目安]不足する情報があれば、作成前に確認してください。資料で確認できない事実を補って書かないでください。
角括弧の部分を自分の内容に置き換えて使います。指示を書いた後は、「この文章だけで別の人に同じ作業を頼めるか」と考えると、足りない前提に気づきやすくなります。
回答を使う前に、元の情報と照らし合わせる
指示を具体的にしても、回答の正しさが保証されるわけではありません。名前・日付・数字・引用は元の資料と照合し、リンクは実際に存在するページか確認してください。仕事の資料を使う場合は、所属先のルールに従い、入力してよい情報かも確認します。
詳しくは生成AIの注意点と回答の確認方法で整理しています。
実際の作業で試し、必要な学び方を選ぶ
次に練習する課題を決めたい方は、どうすればAIを使いこなせるか?の7日間プランへ。資料を読む仕事で試したい方には、根拠を確かめながら要約する手順を用意しています。
まずは、よく書く文章を1つ選び、今回の型で頼んでみてください。メール作成で試したい方は、依頼・お礼・お断りメールの指示例も使えます。
自分で試しながら進めるか、学ぶ順序が決まった講座を使うか迷う方は、独学と講座の違いを目的・時間・費用で比較する記事をご覧ください。
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